地元なじみ。
「暗くなってきたし、最後3本やって終わりにすっか」
「うん」

1on1……1対1を3本やっておしまい。
やっぱり体格の差、力の差、何より技術の差が大きくて、さっきから早川くんに勝てない。
でもそれを言い訳にしたくないし、早川くん相手とはいえ負けるとやっぱり悔しい。

最後くらい……

レイアップシュートだと、さっきから身長差でシュートをブロックされてるから……
意表をついて、少し遠い位置からシュートを打つ。もちろん遠いから確率は下がってしまうけれど……

パシュッ――

吸い込まれるようにシュートが決まった。

「やった……!初めて早川くんに勝った!」
「きれいなシュートじゃん、ナイシュー」

早川くんが右手を挙げている。
これは……ハイタッチってことでいいのかな。
ちょっとドキドキしながら、私も右手を挙げてタッチしようとする。
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