-悪魔の花嫁-
目を開けると、長い廊下だった。
エリアルは迷わず歩きだした。
白色のドアが見えてきた。エリアルはそのドアをノックした。
「どうぞ!」
中から女の人の声。
エリアルはドアを開けて入ったあたしもその後について行った。
「あら?エリアルじゃない?」
髪を一つにまとめた綺麗な若い女医さん。
「こいつ診て欲しい…もしかしたら、いるかも」
エリアルがそう説明した。女医さんの前にある椅子にすわった。
「セアレス?!もしかして!」
「そういうこと」
検査をするからエリアルには出てもらうことにした。
「魔王か…この何百年いなかったからね…」
と女医さんかぶつぶつ言った。
…本当にいるのだろうか?