-悪魔の花嫁-

いかにも寝起きという感じの秀長さんが歯磨きをしながら立っていた。

「おはよう…お前今起きたのか?」

「あぁ…美弥!」

美弥ちゃんを呼びながら部屋を出て行った。


すぐにお茶を持った美弥ちゃんが入ってきた。

「おはようございます。すぐ秀長様来ますから、お待ちください。」

ちゃぶ台の近くにある座布団に座った。しばらくして、秀長さんが戻ってきた。

「まさか、こんなに早く来るとは思ってもいなかった。」

秀長さんはお茶をぐいっと飲んだ。

「あいかわらず、お前の部屋は狭いな…」

とエリアルがぼそりと言った。

「うるさいな…」

聞こえてたみたい。




「話をさっとしろよ。エリアル。」

「あぁ…今からマキの家と墓参りに行って…後は戻ってから話すよ。」

「分かった。荷物置いていけば?そのつもりで俺んち寄ったんだろ?」

エリアルはすまないと言って、角に荷物を置かせてもらった。





「マキ、行こうか?」

「あ、うん。」

「じゃあまた、あとで。」

美弥ちゃんと秀長さんに見送られて出た。





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