電話越しで恋をした副社長から、突然プロポーズされました
本社ビルに到着すると、ビルは背が高くて見上げるのは大変なほどだ。
こんなところで働けるなんて夢みたい。
幼い頃から素敵なオフィスで働くことに憧れていた。現実的に私がここで働けるなんて信じられなかった。
私は総務部で一緒に仕事をさせてもらうことになっている。
エントランスを抜けてエレベーターホールに入り、事務所の中に入っていく。
入室するとどこに座っていいかわからず困惑しながらキョロキョロしていると、男性が近づいてきた。
「湯元さんですね。よろしくお願いします。総務部長の川上です」
「お世話になりますがよろしくお願いします」
すぐに声をかけてくれたので安堵する。
自分の座席に案内されると、電話でやり取りしている人が多かったので、顔と声が一致し、これなら仕事が進めやすいとほっとしていた。