【完結】美容系開業医とワンナイト後結婚したら、溺愛されました!


「公開当日から気になっていた映画があるの。アクション映画だから、一希さんも楽しめると思う」

 頬の横で両手を合わせて映画に行くことを提案すると、一希は「いいね」と賛成した。美雨はスマホを取り出して、映画の情報を見せると、彼はその情報に目をやる。

「うん、面白そうだ。でも、アクション映画でいいの? 別の映画もやっているけれど……」
「いいのいいの。アクション映画でスカッとしたい気分だから」
「そっか。じゃあ……明日、テレビの収録と雑誌の取材が入っているから……そうだな、夕方の……十七時からはどう?」

 クリニックは休みだが、メディアに引っ張りだこな一希は自身のスマホを取り出してスケジュールを確認してから、間に合う時間帯を口にすると、美雨は首肯した。

「大丈夫です! 明日、楽しみだわ」
「うん。映画が終わったら外食しようか」
「ふふ、それも久しぶりね」

 普段は、美雨が手料理を一希のために作っている。

 一希から家計管理も任されているが、預けられる金額があまりにも大きいため、内心冷や汗が出たのも記憶に新しい。

「外食の場所は俺が選んでいいかな?」
「もちろん。一希さんとデートって……これで明日で二回目かな?」
「そうだね、結婚式を急いだから、こういう恋人らしいことをするのは久しぶりだ」
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