【完結】美容系開業医とワンナイト後結婚したら、溺愛されました!

待ち合わせ

 * * *

 翌日、一希から連絡を受けた美雨は、姿見の前で自分の格好を確かめていた。

 コートを羽織るとはいえ、その後のことを考えればしっかりとした『デート服』がいいと思ったからだ。

 ニットのオフショルダーワンピースはロング丈で色はネイビー。

 インターネットで調べ、動画を何度も見て覚えたローサイドテールに髪を整え、このワンピースに似合う髪型にした、はずだ。

 ショート丈のコートの色はホワイト。

 ハンドバッグは小さめだが、もこもことしていて冬らしいものを。

「大丈夫……よね」

 美雨は不安そうにこぼしたが、そろそろ家を出なくては一希との待ち合わせに遅刻をしてしまう。

 数回深呼吸を繰り返して、美雨はそっと姿見に手を伸ばし、ひんやりとした鏡に触れて笑顔を浮かべた。

「……うん、大丈夫」

 自分を励ますようにそう唱えて、玄関まで向かいローヒールのブーツを履いて外に出る。

 ぴゅう、と冷たい風が吹いたため、身体を一度震わせたが、すぐに扉を閉めて鍵をかけた。
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