受付嬢なのに、清掃員から一途に溺愛されています ~タワマン最上階で猫と過ごす、秘密の恋~

秘書課に転籍

 総務課に新人が入ることになり、
 受付の体制が見直されると聞いたのは、
 その少し後だった。

  「やっぱり受付は、
   若くて可愛い子の方がいいよね」

 誰かが、悪気なくそう言ったのを、
 私は聞いてしまった。

 笑って受け流すこともできたけれど、
 胸の奥が、少しだけ沈む。

 ――そうだよね。

 私が急きょ選ばれたのは、たまたまだ。
 本来なら、
 もっと華やかな子の方が向いている。
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