受付嬢なのに、清掃員から一途に溺愛されています ~タワマン最上階で猫と過ごす、秘密の恋~
 目を覚ますと、視界に、西条の顔があった。

 「起きたか」

 「……打ち合わせは?」

 「終わった」

 そう言って、また額に触れる。

 「下がってるな」

 ほっとした表情。

 「心配だったから、戻ってきた」

 その一言が、胸に静かに染み込んだ。

 「今日は泊まっていけ」

 命令ではなく、当然のような声だった。

 「俺が、看る」

 その言葉に、
 私はただ、頷くしかなかった。
 命令ではなく、当然のような声だった。
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