受付嬢なのに、清掃員から一途に溺愛されています ~タワマン最上階で猫と過ごす、秘密の恋~
結局、その日は
西条の家に泊まることになった。
ベッドに横になると、
彼は無言で洗面所へ行き、
冷たいタオルを持って戻ってきた。
「少し、我慢して」
そう言って、
私の額にそっと乗せる。
ひんやりとした感触が心地よくて、
思わず目を閉じた。
しばらくすると、
またタオルを替えてくれる。
何度も。
黙々と。
「……すみません」
掠れた声でそう言うと、
彼は小さく首を振った。
「謝らなくていい」
それだけだった。
しばらくして、
キッチンの方から微かな音が聞こえる。
戻ってきた彼の手には、
湯気の立つお椀。
「食べられそうか?」
中身は、
やさしい香りのおかゆだった。
無理に食べさせることもなく、
一口ずつ、私の様子を見ながら。
栄養剤と、水も、
いつの間にか枕元に揃えられている。
――こんなふうに
誰かに看病されるのは、
いつ以来だろう。
頭がぼんやりしているせいか、
胸の奥が、じんわりと温かくなる。
夜中に何度か目を覚ますたび、
彼は近くにいた。
ソファで仮眠を取っていたはずなのに、
私が身じろぎすると、
すぐに気づいてくれる。
「大丈夫?」
その声を聞くだけで、
不思議と安心して、
また眠りに落ちた。
西条の家に泊まることになった。
ベッドに横になると、
彼は無言で洗面所へ行き、
冷たいタオルを持って戻ってきた。
「少し、我慢して」
そう言って、
私の額にそっと乗せる。
ひんやりとした感触が心地よくて、
思わず目を閉じた。
しばらくすると、
またタオルを替えてくれる。
何度も。
黙々と。
「……すみません」
掠れた声でそう言うと、
彼は小さく首を振った。
「謝らなくていい」
それだけだった。
しばらくして、
キッチンの方から微かな音が聞こえる。
戻ってきた彼の手には、
湯気の立つお椀。
「食べられそうか?」
中身は、
やさしい香りのおかゆだった。
無理に食べさせることもなく、
一口ずつ、私の様子を見ながら。
栄養剤と、水も、
いつの間にか枕元に揃えられている。
――こんなふうに
誰かに看病されるのは、
いつ以来だろう。
頭がぼんやりしているせいか、
胸の奥が、じんわりと温かくなる。
夜中に何度か目を覚ますたび、
彼は近くにいた。
ソファで仮眠を取っていたはずなのに、
私が身じろぎすると、
すぐに気づいてくれる。
「大丈夫?」
その声を聞くだけで、
不思議と安心して、
また眠りに落ちた。