幼馴染の土葵くんは。
「柳瀬胡桃です。和歌とは北海道の女子中で仲良くなった感じ……です。よろしく。」
「胡桃ちゃん、芸能事務所からスカウトされて上京してきたんだよー!」
「えーまじ!さすがわーこの友達。ちなみにどこの事務所?」
「Full Moonだけど……。」
「え、胡桃ちゃんそうだったの!?そこ、拓ちゃん家の事務所だよ!」
「そうそう!そして俺もこう見えて一応芸能人です!」
そう言ってピースを胡桃ちゃんに向ける拓ちゃん。
「あ、そう。よろしく。」
なんだか塩対応な胡桃ちゃん。
いつもはこんな感じじゃなくて、誰に対しても面倒見のいいお姉さんなのに。
それに、心なしか照れているようにも見える。
「こんなに綺麗でかっこいい子見つけるなんて、拓ちゃんのとこのスカウトさん天才だよね?」
「だろ?……でも綺麗、かっこいいっていうより柳瀬さんは可愛いって感じじゃね?」
「あ、拓ちゃんもわかってくれるんだ?胡桃ちゃんって誰よりも可愛いんだよ~!」
いつも私に言われても喜びすらしない胡桃ちゃんだけど、今は顔から耳まで顔を赤らめて恥ずかしそうにしていた。
胡桃ちゃんは小学校から女子校だから男子に慣れていないのかな?
そんなことをしていたらあっという間にHRの時間で、担任の先生がやってきた。