幼馴染の土葵くんは。
「ひ、久しぶり…だね。」
「…喘息は?もう大丈夫?」
そう話しながら、私に触れていた腕がほどけた。
「無事!もうすっかり元気だよ。土葵くんは?元気?」
「……まあ、そこそこ…かな?」
急に目をそらされてしまった。
なんか悪いこと聞いちゃったかな……?
「……」
「……」
お互い無言のまま。
「和歌~?けがとかしてない?大丈夫?」
助け舟を出すかのように胡桃ちゃんが話しかけに来てくれて、シンとした空気は破られた。
「うん!土葵くんが助けてくれたから……それじゃあまた教室でね!土葵くん!」
「うん、教室で。」
そう言って逃げるように私はその場を去った。
土葵くん、前に合った時よりずっとかっこよくなってたな。
ミルクティーベージュに染められた髪がパーマでふわふわしていて、おまけに高身長。
顔までかっこいいから、当然周りの女子からは昔から大人気だった。
最後に土葵くんにあったのは、中学2年の夏休みに実家に帰ってきていた時。
実家同士が隣同士なこともあって、帰省の時はたまに見かけることがあった。