君と初めましての再会
「それじゃお願いしますね」
「どうぞ」
「まず、み、…


蓮美のお願い通り書き上げて、蓮美の言うようにまた机の上に置いた。
「蓮美のお願いってこれだけ?」
「はい、お手数おかけしました!」
明るく取り繕う蓮美に寂しさを覚えた。
「全然、もっと甘えてほしいよ」
そう言って撫でると、蓮美はへへっと可愛らしく笑った。

「あの、渡したいものなんですが…」
蓮美はそう言って寝巻きのポケットから何か光に反射するものを出した。
「それって…」
「あの、要らなかったら捨てていただいて構わないんですけど…渡したいなって思って…」

蓮美の手のひらにはシルバーのシンプルなデザインのピアスが2セット程あった。
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