君と初めましての再会

落ち着いたというよりは、喉が枯れて声がでなくなった頃、リビングまでの廊下を歩いていた。

未来に帰ると、もとの存在が消えるこの世界で、このピアスがなくならなかった理由が分かった。

であったばかりの時、彼女が言っていたことを思い出した。

『アクセサリー作りにはまっていた時があったんです』
『当時の私の部屋に行って来ました』

蓮美はつまり、この時代に自分が作ったもの、この時代にあって当然のものをくれたのだ。
きっと、俺が思い出せるように…。

そして、ハッとする。
じゃぁ、あの時、同時に書いた紙はっ…

俺は走ってリビングに入ると、今朝蓮美が俺に置いておくように頼んだ紙があった。
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