君と初めましての再会
こんな顔の蓮美が目の前にいて、なにも出来ない自分が情けないと、初めて感じた。
何か、俺が何かしてあげたいと…初めて思った。

けれど、俺がまた話しかける間もなく、蓮美はすぅっと眠りについていた。

しばらく側にいて、額の髪の毛を指先でそっとはらった。
その顔をただじっと見つめる。
規則正しい寝息が聞こえて、何をやっているのかと我に返り、客室を出た。

「はぁ~俺も男なんだから…無防備過ぎ…」
もう寝よう。
そう思ったのに、蓮美が頭から離れなくなってしまっていた。


翌朝目を覚ますと、蓮美が部屋の前でちょこんと座っていて、小動物のようだなと思った。
蓮美は俯きがちにこちらを見上げて、口を開いた。
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