君と初めましての再会
向葵ちゃんも分かりやすくなったなぁ。
向葵ちゃんに好かれてあの人は幸せだろうなぁ。なんて、欲目もあるだろうけれど、心底そう思った。
今度は向葵ちゃんの話し聞かせてね。


その日は始業式と簡単な説明だけで、学校は終わり、私は教材をもらって、泉生さんの居る部屋に戻った。

もとは泉生さんが一緒に行こうかと言ってくれていたけれど、断って一人で取りに行った。
だって、一緒に帰るのも良いけれど、泉生さんの居る家に唐突に帰りたいと思ったから。

部屋の扉をガチャと開けると、リビングルームの扉が開いて、小走りで泉生さんにがこちらに来てくれた。
なんだか可愛いなぁ。幸せだ。

「蓮美お帰り。ご飯出来てるよ。それとも、先にお風呂入る?それとも…」
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