君と初めましての再会

2話 初めまして寮生活

みんな愕然としていたけれど、どれだけ調べても結果は変わらず、2020年…。
まだ半分受け止めきれていないが、こちらに来たときの境遇が同じだったということもあり、受け入れざるを得なくなった。

日はそろそろ容赦なく落ちきろうとしていて、私たちはとりあえずバスを降りると公園のベンチに座り考えていた。

「これからどうしたものかなぁ」

みんな、力がなかった。

自分達ですら信じきれていないことを、周りの人に言ったとしても、信じてもらえるはずもなく、手詰まりだった。
私たちはなぜか、財布は持っているのに、スマホなど他のものを持っていなかった。

どうしようもない状況。
ここに、タイムスリップしたことのある経験者でも通りかかってくれたらなぁ、頼れたはずなのに…。
< 9 / 162 >

この作品をシェア

pagetop