二度目の永遠~ある夏にコロラドで見つけた牧場主との運命の恋~
乃亜の声なき疑問──非難──を、ネイトはもちろん汲み取ってくれた。とりあえず車内に冷房を入れるためエンジンをかけ、ハンドルに片手を乗せる。
「知りたい、よな?」
こんなふうに切なく微笑むネイトをはじめて見た。これは本当に、ダグラスより先に彼に出会っていたら、ときめいてしまっただろう。
でも結局、どんな順番でも、乃亜はきっとダグラスに惹かれる。
惹かれて……こうして玉砕するんだ。
「知りたいです。でも、わたしも失恋の痛手を抱えているところなので、お手柔らかにお願いします。あまり細かいディテールは知りたくないです」
ネイトは笑った。
「ノア、ひとつ保証するよ──君は失恋していない。だからこそダグラスがかわいそうなんだよ」