二度目の永遠~ある夏にコロラドで見つけた牧場主との運命の恋~
広々としたリビングエリアと寝室の分かれたスイートで、大きな窓からは摩天楼の夜景が広がり、真っ白いリネンを纏ったキングサイズのベッドが鎮座している。
米国にも支店の多い、良質なことで有名な高級ホテルの東京本店だ。
その、さらにスイートとなると、内装も景色も見惚れる価値があった。
「どうしてこんなに素敵なホテルにしたの?」
乃亜は素直な感想を口にした。
「伊達に年三百六十五日働いているわけじゃない。この程度は払えるよ」
「違うの。あなたがこういう種類の贅沢にお金を使うタイプだとは思わなかったから、ちょっと意外だなって」
「ノア、俺は自分のためにこんな宿を取ったりしない。自分だけならただのビジネスホテルで十分だ」
「じゃあ……なんのために?」
乃亜はおそらく答えを知っている。
今のダグラスの目つきと、それよりも下にある股間の辺りの猛りを見れば、少なくとも察しはつくはずだ……。
「俺たちの二度目のために」
ダグラスは答えた。