二度目の永遠~ある夏にコロラドで見つけた牧場主との運命の恋~
乃亜はじっとダグラスを見据えて、その真意を探ろうと瞳を揺らしている。
もしできるなら、この胸を切り開いて心のすべてをさらけ出したかった。ダグラスがどれだけ彼女のことを想っているのか、証明できるものなら証明したい。
ただそれは……おそらく一朝一夕でできることではないのだろう……。
これから何年もかけて小さい愛情を少しずつ積み重ねて、ゆっくり築き上げていくもの。今夜はそのはじまりに過ぎない。
「もし厩舎でのことを気にしているなら……」
「ノア、俺はもう後悔はしていない。でも君はもっと大事にされて抱かれるべきだった。それを君に与えさせてくれ」
ダグラスは乃亜の手を取ってささやいた。「今夜、ここで」
乃亜は小さく笑った。
「今日はもう泣かないようにしようと思ったのに」
「悪いが今夜は何度も泣かせるよ」
「うん……」
ダグラスは乃亜の頬を両手に包むと、時間をかけて優しく唇を重ねた。互いの吐息が混じり、次第に唇だけでは足りなくなって舌を絡めはじめる。
「ん……っ」
ダグラスは急かしたくなかった。
今夜は自分の欲望のためではなく、乃亜の快楽のためだけに尽くしたい。償いと言ってしまえばそうなのかもしれないが、それがダグラスの心からの望みでもあった。
キスを続けながらゆっくりと乃亜をベッドの上に押し倒す。
しっとりとした彼女の髪が白いシーツに広がった。
「もしシャワーを浴びたいのなら……」
「もう浴びてきました」
「そうだろうと思った。いい匂いがする」
「あなたも」