二度目の永遠~ある夏にコロラドで見つけた牧場主との運命の恋~

エピローグ



 三日間。
 たったの三日間──それが、ウィリアムと春子に与えられた時間だった。

 後年になってダグラスは時々考える。あれは彼らにとって十分な長さだったのかもしれないと。誰かの幸せを、他の誰かが決めることはできない。

 ウィリアムは幸せだったと言った。
 春子もこれでよかったのだと答えていた。

 それが彼らの真実で、たとえすべてを見てきたダグラスでも、彼らの運命を憐憫する資格はないのだ……。
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