御堂先生は溺愛中

もし、結奈の告白を先生が受け入れたらどうなるんだろう。




先生は私のことを好きって言ってくれてたけど、結奈は美人だし、頭もいいし、心移りしちゃうかもしれない。




…って、それでいいんだ。それが私の望んだことなんだから。






でも、なんか寂しいな。





結奈と付き合ったら、先生はもう差し入れも、特訓も、してくれなくなるだろう。



特訓だって、最初は嫌だったけど、私の学力をなんとかしようとしてくれた先生の愛で。



実際私もちょっとは英語が出来るようになってありがたかったし。



そういうのも全部なくなってたら、先生の優しさに甘ったれてた私は…。




凛の胸はざわざわと騒いで鳴り止まない。





なんだろう、この気持ち。





凛の気持ちとは裏腹に、外では後夜祭の楽しそうな声が聞こえてくる。




この気持ちはきっと、



結奈が御堂先生に取られちゃうかもしれないという寂しさなんだ。



結奈は入学した時からずっと一緒で、お互いずっと彼氏もいなくて、ニコイチだったから、



そんな人を先生に取られて寂しいんだ。




凛はそう自分を納得させた。







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