御堂先生は溺愛中
相談室内に少しの沈黙が流れた後、御堂は「進路決めてたの?」と尋ねた。
やばい。
進路決めてたのはそうなんだけど、
調査書の提出期限なんてとっくに過ぎてるのに、
まだ進路も決まってなかったのか…はあ、幻滅…
とか思われたらどうしよう!!
で、でも、ここにいるってことは、他に言い訳もできない。
凛は一瞬のうちに考えを巡らせた後、諦めて「…はい。」と返した。
「そうなんだ。それで、もう決まった?」
御堂はそう聞きながら凛の方を覗き込んだ。
急に近づく距離に、凛はドキドキしながら「は、はい!」と返した。
「ふうん…ここか。ふふ、すごいね、頑張らなきゃだ。応援してるよ。」
その言葉に、凛の胸は強く撃ち抜かれた。
「ありがとうございます…。」