きっと、夏のこと

音楽の楽しさを共有しつつ、グループの練習に少しだけ参加してみようというイベントだった。


私は少しだけ歌詞をもらって歌う事になった。


Group1のこれまでの演奏曲は知らない曲ばっかだった。


その中に一つ。




『幾億光年』





「あ.....これ知ってます」


とっさに声が出た。


いいねって声が私の背中を押してくれて、曲が決まり、各自練習に入った。


ボーカルの先輩は4年生の中でも一番怖そうな先輩だったけど、すごく優しくリードしてくれた。


「どんな歌聞くの?」


「..コレサワとかです。」


自然と緊張がなくなってきて、先輩と普通に話せるようになってきた。


「そうなんだ、女の子だね~、どこが好きなの?」


「リズムというか、口調が変わるのが中毒性があって」


確かにってちょっと笑いながら立ち上がり、「ちょっと打ち合わせ行ってくるね」ってどこかに行ってしまった。
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