きっと、夏のこと

「移動教室いこー」


彼女の声で現実にふっと戻った。


「うん、いこ」

「なに神妙な顔してるの」


彼女の指摘に、あっ顔で訂正する。


「それならいんだけどね」








なんて言う彼女も、


私と同じようになんか、背伸びしてるみたいな。


大人びた匂いがした。
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