きっと、夏のこと
第十五話 『きっと夏』
私も、彼女も、ヤスも。
みんなでこの曲を聴いて、歌詞に向き合って、最後の軽音生活を過ごすことにした。
「ねえ、ヤスと最近どうなの?」
彼女と久しぶりに2人でご飯に行く機会ができて、やっと聞きたかったことを聞く。
「ヤス?仲良しだよ?」
「そうじゃなくて、前に気になるって言ってたでしょ?」
「あーそういうことか!、うーん、なんかね。前はかっこいいって感じだけだったんだけどね。」
「そっか」
「あのさ、」
「なに?」
「すごい聞きにくいんだけど、ヤスのこと気になる?」
「なんで?」
「なんとなくなんだけどね」
「ヤスのことは気になんないよ。ちゃんと友達」
「そっか、ごめんね変なこと聞いて」
「いや、全然!」