イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「もうやめる。裕樹以外の男性と寝るの…」

私がそう伝えると、裕樹は優しく抱きしめてくれた。

「うん。それが一番いいと思う。俺だけにしてくれると俺も嬉しい…」

このまま裕樹とお付き合いを始めようかと、心が一瞬、揺らぎそうになった。
だけどまだダメだ。完全に悟への想いが断ち切れていないから。

「私、もう一度だけ失恋相手と話してみる。自分が前に進むためにも」

悟と会ってちゃんと話したい。自分の本当の気持ちを…。

「分かった。会ってちゃんと話せるといいね」

黙って背中を押してくれる。それが裕樹なりの私への愛情だ。
この優しさに応えるためにも、悟に会いに行こうと決心した。

「うん。ちゃんと話して、自分の気持ちに区切りをつけてくる」

これが今の私の裕樹への答えだった。少なからずとも裕樹に気持ちが傾いていることを、裕樹に伝えたかった。

「そうなるといいね。俺はずっと待ってるから」

裕樹は曖昧な私の態度に痺れを切らすことなく、当たり前のようにずっと待ってくれると約束を交わしてくれた。
待っていてくれている裕樹のためにも、前に進むために悟に会って、ちゃんと振ってもらおう。
悟が私に会ってくれるか分からないが、このままではまずい。だから私は変わりたいと思った。そう思った自分の気持ちを大事にすることにした。

「うん。裕樹に待っててほしい…」

裕樹と手と手を取って、共に歩む未来を想像しながら、悟への想いが断ち切れることを切に願った。
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