イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)

10章:「鍋パーティー」

今日は久しぶりに里沙と遊べて楽しかった。
これから受験勉強で忙しくなるので、里沙と遊ぶ時間がより減ってしまう。
だからこそ、今日里沙と遊べてよかったと心の底からそう思った。
里沙と遊べた嬉しさのあまり、余韻に浸っていたら、一誠からLINEが届いた。

《今度、俺ん家で鍋パしない?》

季節的に今は春なので、鍋パーティーの季節にしては早すぎるような気がする…。
でも一誠に誘ってもらえて嬉しかったので、誘いに応じた。

「ママ、一誠に鍋パしようって誘われたから、今度、一誠のお家に遊びに行ってくるね」

洗い物をしていたママに、一言声をかけた。
ママに伝えた瞬間、ママは泡のついた食器洗いスポンジを流し台に落とした。

「え…?それって二人っきりなの…?」

「そうだけど…」

「一誠くんなら間違いを犯すなんてことはしないと思うけど、念のため事前に準備はしておくのよ」

一体、娘に何の準備をさせるつもりなのだろうか。ただの鍋パーティーなのに…。

「ママ、何も起こらないと思うから安心して」

「ゆりな、一誠くんだって男の子よ?好きな女の子と密室で二人っきりになったら分からないわよ」

ママには一誠から告白されたことは伝えていない。それなのにママは一誠の気持ちにも気づいていたし、私が一誠に告白されたことにも気づいている。さすがママだ。
それにママの言うことには一理ある。ラブホテルで身を持って体験済みだ。
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