イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ママ、心配してくれてありがとう。男の子の家にお邪魔するってことは何かあるかもしれないってそれなりに覚悟はしてるけれど、一誠が私の嫌がることはしないって、私は一誠を信じてる。だから何か起きるかもしれないけれど、一誠との鍋パーティーを楽しみにしてるんだ」

ママだって、一誠の人柄を知っているはずだ。他の男の子だったらこんな簡単に受け入れてくれるはずがない。
とはいえ、いくら信頼している男の子とはいえども、自分の娘となると話は別なわけで。その上で私は自分の気持ちと覚悟をママにちゃんと伝えた。ママに安心してもらうために…。

「ゆりなが楽しみにしているのであれば、ママは止めはしないし、逆に一誠くんが相手ならゆりなに手を出してもいいって思ってるけど、それでもねママはゆりなが大事だから心配なのよ。
でもママの心配は杞憂だったわね。一誠くんとの鍋パーティー、楽しんできてね。それと何かあったなら、ちゃんとママに報告しなさいよ」

ママなりに応援してくれた。ママに自分の想いが伝わって、私は安堵した。

「ママ、ありがとう。でもママが手を出していいって言うのはちょっと…」

「ママだって本当に手を出してもいいなんて思ってないわよ。ただね、一誠くんはずっと我慢してきたと思うの。品行方正の優等生である彼は、皆の期待に応えないといけないという重圧に耐えながら、好きな子だけを一途に想い続けてきた。それも好きな子が一切、自分に見向きもしない中で…」

ママはずっと一誠のことを見てきた。私よりもずっと一誠のことを知っている。

「一誠くんほど素敵な男の子なら、きっと女の子達が放っておくはずがない。相当女の子達にモテてきたと思うの。
それでも他の女の子には一切靡かずに、一途に一人の女の子のことだけを思い続けて、その上でまだ自分の気持ちを我慢して、好きな子のために何もせずにいるのって、並大抵の覚悟ではできないことだし、それだけゆりなことを本当に大好きな証拠だと思うの」

一誠のことをちゃんと見てきたママだからこそ、一誠の気持ちをまっすぐに受けとめてくれている。
ママが伝えてくれた言葉は、とても重い意味が込めれている。私は胸に深くママの言葉を刻んだ。
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