イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「今度、一誠の家に遊びに行くんだろう?」

悟にはその話はしていないはず。…となるとママが綾香さんに漏らしたということになる。

「もしかしてママから聞いたの?」

「俺は母さんから聞いた。ゆりなの母さんが教えてくれたって…」

ママは口が軽い。悟に知られてしまい、私は恥ずかしかった。

「一誠のお家にお邪魔するのは本当だよ」

「まじか。あいつずるいな。自分は大学生で一人暮らししてるからって、ゆりなを連れ込めて…」

悟からしたらずるいと思う気持ちはよく分かる。私達高校生に一人暮らしはまだハードルが高い。

「俺もついてく。ゆりなと二人っきりになんてさせられない。何をするか分からないからな」

悟はそう言っているが、二人の仲は悪い。そんな状態なのに、一誠が悟を受け入れるとは思えない。

「悟、一誠と仲悪くなかったっけ?一誠が受け入れてくれるかどうか分からないよ…?」

「あいつは絶対に受け入れてくれると思う。俺のことを断ったら自分が負けを認めたことになるから、それは癪なはず」

きっと恋敵にしか分からない気持ちがあるのだろう。私としては三人で集まれるのは嬉しいが、二人が喧嘩しないか心配だ。

「一応、一誠に確認してみるけど、その前に約束して。絶対に喧嘩しないって」

人様のお家にお邪魔するのだから、最低限のマナーは必要だ。
それに二人が喧嘩しているところを、私が見たくないというのが一番の本音だ。できればその日だけは喧嘩をしないで、仲良くしてほしい。

「分かった。ゆりなのために絶対約束する」

悟が約束を交わしてくれた。そこまでして二人っきりにさせたくないみたいだ。
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