イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ママは一誠くんの味方でもないし、悟くんの味方でもないよ。だからこそ、綾香にちゃんと報告したの。その上で悟くんがどうアプローチをかけるのか、そして一誠くんは悟くんが邪魔してきたらどう対処するのか、二人を平等に応援しているからこそ、どちらか一方だけの味方をするなんてことをしたくなかっただけよ」

ママにもママなりに理由があったみたいだ。どちらの味方もしていないからこそ、平等にしたいと思うママの気持ちは痛いほど分かった。

「そうだったんだ…。ママの気持ちはよく分かった」

「でもどうやら余計なお世話だったみたいね。ゆりなは一誠くんと二人っきりになりたかったみたいだから」

ママにそう言われて、改めて自分の気持ちに気づいた。私は一誠と二人っきりになりたかったのだと…。

「うん。そうみたい……」

「今回は悟くんの負けね。ゆりなの気持ちを無視して、自分の気持ちをゆりなに押し付けてしまったのだから」

ママの言う通りかもしれない。私は悟がついていくと言った時、がっかりしていた。
がっかりしている私に気づかないまま、悟は強引に自分の意志をぶつけてきた。
それがどうしても胸の奥で引っ掛かっている。今までの私なら引っかかることなんてなかった。三人で集まれることを喜んだはず。
それなのにも関わらず、心の底から喜べない自分がいて。心境の変化に自分で戸惑っている。

「きっと一誠くんは断らないわね。彼なりに年上の男性としての意地があると思うし、ゆりなが断らなかった段階で受け入れるしかないって思ってると思う」

一誠は優しいから、全ての意見を尊重した上で、悟が邪魔することも受け入れてしまいそうだ。
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