イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
今、若者の間でグミは一大ブームとなっている。どうやら大学生の間でもグミが流行っているみたいだ。
一誠の周りでもグミが流行っているんだなと関心しつつ、一誠がグミを友達からもらっていることが気にかかる。きっと相手は女の子…。
一誠が友達からグミをもらう姿を想像し、胸の奥がモヤモヤする。なんだろうこの胸のモヤモヤは。
自分の気持ちが自分でもよく分からず、胸の奥の違和感に一旦、蓋を閉じた。

「そうなんだ。グミ好きが最近多いもんね」

「俺の友達の場合は女の子にモテたくて、グミを学校に持ってきてるみたいだけどな」

友達の正体が男の子だと分かり、私は安心した。
何故、相手が男性だと分かった瞬間、安心したのだろうか。どちらであっても問題ないはずなのに…。

「比較的、女の子の方がグミが好きな人が多いから、グミに詳しかったり、グミを持ってたら、女子との交流が増えると、一誠の友達は思ったんだろう」

女の子にモテる悟は、女の子の事情に詳しかった。

「やたら女子の事情に詳しいな、悟は…」

一誠が悟を挑発した。しかし、一誠の挑発に悟は乗らなかった。

「他意はない。俺の周りに勝手に女子が群がってくるから、自然と詳しくなるんだよ…」

悟の周りには女子が寄ってくるのは確かだ。昔からその光景をよく見てきた。

「悟は本当にモテるよね。女の子がずっと悟の傍を離れないもんね」

女の子を寄せつける、魅力が悟にはある。だから、女の子達が悟のことを放っておかないのだと思う。

「どんな女の子が寄ってきても、俺はゆりなにしか興味がないけどな」

悟がまっすぐに私の目を見つめてきた。彼の目があまりにもまっすぐで、私は目を逸らせなかった。

「そう…なんだ。それはどうもありがとう……」

恥ずかしくて、何て返事を返したらいいのか分からず、照れてしまった。
それでも悟は嫌な顔をせず、私の目をまっすぐに見つめながら、優しく微笑んだ。
< 198 / 251 >

この作品をシェア

pagetop