イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「俺に偉そうに色々言ってるけど、あんたもどさくさに紛れてゆりなに抱きついてるじゃん」

悟の距離の近さが気になって忘れそうになっていたが、一誠も私を後ろから抱きしめているので同罪である。

「悟の距離感が近すぎたから、心配でゆりなを抱きしめたんだよ」

絶対に違う。これはただの言い訳だ。間違いなく嫉妬して、急いで私を抱きしめたのであろう。

「ふーん、そうなんだ。でもあんたの勘違いだったけどな」

悟は一誠を煽り始めた。喧嘩が収まったというのに、再び喧嘩の火種を撒こうとしている。

「本当に勘違いか?隙をついてキスしようとしてたんじゃないのか?」

悟ならやりかねない。否定できない状況と人柄なのが痛いところを突いている。

「さっきも説明しただろう?キスするつもりは最初からなかったって。くどいんだけど」

悟はすぐに感情的になってしまう。そこが悟の弱点だ。
恋敵の弱点を見逃さないのが一誠の長所で。すかさず攻撃を続けた。

「ムキになって怒るってことは、図星を突かれたってことなんじゃないか?」

「あんたって本当にくどいな。そんなわけねーだろ。キスしようって目論んでたのはあんたの方じゃねーの?密室に二人っきりになろうとしてたんだから」

形勢逆転。今度は一誠の方が痛いところを突かれた。

「キスしようと目論んではないよ。でも今みたいに抱きしめようとは思ってたよ」

自分の家に呼んで、何もしないなんて有り得ない。何かしようと企図しているに決まっている。
そんなのは百も承知で、私は一誠の家に遊びにやってきた。嫌がることは絶対にしないという信頼があるのも大きい。
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