イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「あんたって案外、むっつりなんだな。そういう姿を見せないことに徹底しているのかと思ってたわ」

悟と一誠は正反対のイケメンだ。悟はいかにも遊んでいそうな雰囲気のイケメンで。そこが逆に彼の魅力となっている。

一方、一誠は好青年という言葉がぴったりで。品候補生が求められる彼は王子様みたいな存在なので、一誠が下ネタやむっつりな姿を見せると好感度が下がってしまう。
常に王子様でいることを求められている一誠が、こんなにも自分の感情を剥き出しにするのは勇気がいることであろう。
勇気を出して自分の感情を出してくれた彼の気持ちをまっすぐに受け止めることにした。

「そんなことはない。俺だって見せる時は見せるよ。好きな子が目の前にいたら我慢できないからな…」

恥ずかしそうに照れながら、私の目を見て一誠は伝えてくれた。

「悟だって同じ気持ちだろう?好きな子相手なら違うと思うけど…」

「それはそうだな…。好きな子を目の前にしたら我慢できない」

喧嘩を始めたと思ったら、急に意気投合し始めた。
恋敵ではあるが、同じ人を好きという共通点があるため、共感すべきことが多いのであろう。

「だろ?好きな子にもっと触れたいって思うのが人の性だ」

二人の表情が和らぎ、一発触発な雰囲気が収まった。
でも二人が何か企んでいる顔をしている。何をし始めるのか、緊張感が走った。

「これぐらいなら許してくれるよね」

耳元で甘く囁かれたと思ったら、一誠の唇が私の頬に触れた。

「唇にはまだできないから、頬にするのだけは許して」

一誠は抜け目がない。物事の本質を見抜く力がある。
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