イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ゆりなが一誠とドライブに行ったらしくて。ムカついてそれで…」

年齢だけはどうにもならない。どうしたって俺が先に産まれることはできないのだから。

「悟もゆりなさんと二人で出かけたらいいじゃん。悟なりにゆりなさんを楽しませるデートをすればいいんじゃない?」

ひかるの言葉を聞いて、心の中で抱いていたモヤモヤが一気に吹っ切れた。
一誠と比べること自体が間違っていた。ゆりなのことだけを考えていればよかったのだと…。

「ひかるの言う通りだな。俺もゆりなをデートに誘ってみるわ。ひかる、ありがとな」

「いえいえ。悟の役に立てたのなら何より」

ひかるには感謝してもしきれない。当たり前のように俺が甘えられる場所があるのだから。

「本当にありがとうな、ひかる。これからも相談に乗ってくれると助かる」

「もちろん。悟のためならいくらでも相談に乗るよ」

この時の俺はまだ気づいていなかった。ひかるがどんな想いで俺の傍に居てくれたのか。
何も気づいていなかった俺は、ずっとひかるを無意識に傷つけていたのだと後になって知る。

「ひかるは優しいな。最高のダチだよ」

セフレだけど、身体だけじゃなく心もちゃんと繋がっていると俺はそう思っている。
相手がひかるだからそれが成り立っている。貴重な友人だ。

「そうだよ。私は優しい最高のダチだよ」

ひかるに背中を押してもらったので、俺は勇気を出してゆりなを週明けの月曜日に誘うことにした。
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