イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「こうやって三人で集まって話をするのも久しぶりだよな」

ここ最近の二人は顔を合わせれば、喧嘩ばかりしていた。

「確かに。もっと早くこうしていればよかったかもしれない…」

お互いに恋心が邪魔をし、素直になれずにいたのであろう。
素直になれた今だからこそ、そう思えるようになったのかもしれない。

「これからはもっと話そうな」

人は言葉を交わさないと、お互いの気持ちが分からないので、お互いの気持ちを知るためにもコミュニケーションは大事だ。
私の我儘かもしれないが、これからも二人には仲良しでいてほしいと切に願った。

「うん。そうだな」

それから二人は今までの時間を取り戻すかのように、お喋りを始めた。
そんな二人を私は微笑ましく見守りながら、話に入れる時は参加したりもした。
楽しい時間に気を取られていた私達は、夜通し喋り倒し、そのまま眠りに落ちた。

目を覚ましたら翌朝を迎えていた。真っ先に視界に入ったのは知らない天井で。隣に一誠と悟の寝顔があった。
慌てて飛び上がり、スマホを手に取り、廊下へと出た。まさかあのまま寝落ちしてお泊まりするとは思いもせず、寝起きですぐにママへと電話をかけた。

するとママはすぐに電話に応じてくれた。泊まると一報も入れずに泊まってしまったため、ママは心配しているであろうと思いきや、ママは全く心配などしていなかった。
事前に遅くなることを伝えていたので、帰ってこない私を一誠の家に泊まったと解釈してくれていたみたいで安心した。
ことなきを得て安心した私は、電話を終えて、リビングへと戻った。二人はまだ寝息を立てて眠っている。

男女が一つの部屋に雑魚寝とはいえども一夜を共に明かすなんて、常識的な観点で考えたらあり得ない光景だ。
しかし、この二人とだから成立した。何も起きずに…。
そのことに感謝しつつ、二人が並んで寝転がっている姿に、私は微笑ましい気持ちで見守っていた。

いつか私は答えを選ばなくてはならない。その時、二人の間に再びヒビが入ってしまうかもしれない。
もうこの二人の友情を壊したくないと思いつつも、今の二人なら大丈夫な気がした。

でも今はまだ二人と一緒に居る時間を大事にしたい。答えを出せるその日までは…。
眠っている二人を一瞥してから、私も再び眠りについた。次に目を覚ました時は昼時で。お昼ご飯を食べてから解散した。一誠が家まで送ってくれたのであった。
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