イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「あんたの自信に繋がったんなら良かったけど、もう少し自分に自信を持ってみたら?」

悟が一誠を元気づけようとしている。悟なりに一誠のことを気遣ってくれているのであろう。
そんな姿を見て、本当に悟は成長したなと、感慨深い気持ちになった。

「悟の言う通りかもしれないな。もう少し自分の容姿に自信を持ってみるよ」

悟の想いをまっすぐに受け止めた一誠は、背筋がピンと伸びていた。
どうやら既に心構えを新たに一歩を踏み出したようだ。

「俺は落書きを終えたけど、あんたも落書きしてみる?」

悟の方から一誠に歩み寄るのは意外だった。そんな悟の優しさに、一誠は素直に応えた。

「悟がいいなら、お言葉に甘えて俺もやらせてもらうよ」

悟が一旦捌けて、隣に一誠が立った。落書きをするペンを手に取り、操作を始めた。

「全然使い方が分からない…、どうしよう……」

一誠が困っていたので、落書きを中断し、教えようとしたら、後ろから悟が一誠に使い方を教えた。

「こうやってこうすればいいんだよ。…できそうか?」

悟が優しく丁寧に説明したことで、一誠は使い方を理解したようだ。

「悟、ありがとう。悟の説明が分かりやすくて、すぐに使いこなせたよ」

「そう。それならよかった」

一誠の役に立てたことが、悟は嬉しかったみたいだ。やっぱり悟は一誠のことが大好きなんだなと思った。

「俺、センスがないから、こんな感じで大丈夫か?」

プリクラをあまり撮らない一誠は、自分の落書きに自信がないみたいだ。
隣からチラッと覗いてみたが、全然問題なかった。寧ろセンスの塊だった。

「問題ないだろう。これでダメって言う奴がいたら、そいつのセンスを俺は疑うけどな」

本当にその通りだ。一誠には間違いなくセンスがある。もっと自分の美的センスを信じてほしい。

「悟がそう言うならそうなのかもしれないな。ゆりなから見ても問題ないか?」

一応、私にも確認を取ってくれた。最終的にプリントアウトしたら全員の手に渡るので、私の意見もほしかったのであろう。

「全然問題ないよ。寧ろとってもセンスがあっていいと思う」

親指を上に突き出し、グッドサインを一誠に向けた。すると、一誠は朗らかな笑みを浮かべながら嬉しそうにしていた。
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