イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「私ももう落書きを終えたから、印刷ブースに移動しよっか」

三人で落書きブースを出て、シールの受取口へと移動した。

「プリクラって面白いな。普段、全然撮らないから新鮮だった」

一誠は久しぶりのプリクラに感動していた。そんな姿を見て、一誠らしいなと思った。

「俺は三人でプリが撮れて嬉しかった」

恥ずかしがりながらも、一生懸命伝えてくれた悟の姿に、私は愛おしい気持ちになった。

「私も!三人で撮れて嬉しかった!」

幼い頃は親が写真を撮って思い出を残しておいてくれたが、大きくなってからは写真を撮る機会がなかった。
こうして久しぶりに三人で思い出を残すことができて胸が熱くなった。

「そうだな。俺も嬉しい」

三人で印刷されたプリクラを見ながら、今この瞬間の思い出に浸っていた。

「次はどうする?どこへ行く?」

一誠が進んで、次はどうするのか訊いてくれた。
映画の時間までまだ余裕があるので、私は勇気を出して提案してみることにした。

「二人さえ良かったらなんだけど、実は見たいお店がいくつかあって。時間が許す限り、色んなお店を見て回ってもいいかな?」

私の提案を聞いた二人は、快く受け入れてくれた。

「俺は特に見たいお店がないから、ゆりなに合わせるけど」

言い方はぶっきらぼうだが、優しさを感じるのが悟だ。

「俺も特に見たいお店はないから、ゆりなに合わせるよ」

真正面から優しさを表してくれるのが一誠だ。
対照的な二人だが、結局私に優しい二人が大好きだ。

「二人共、ありがとう。それじゃ早速行こう!」

時間はあるようでないもの。決まったのなら善は急げだ。
また二人の手を引き、私は歩き始めた。端から見たら異様な光景だ。イケメン二人を引き連れるあの女は一体何者なんだ?!と思っているはず。
いつもなら人の目が気になるが、今日は人の目が全く気にならない。二人の隣に居ても引け目を感じなかった。
< 251 / 254 >

この作品をシェア

pagetop