イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
二人をグイグイ引っ張って、目的のお店まで連れ出した。ちなみにそのお店は婦人服の専門店である。

「お店に入りづらかったら、二人はここで待ってても大丈夫だよ」

私がそう言うと、二人はすかさず私を引き留めた。

「一緒に見て回りたいから、付いて行ってもいいか?」

「俺も付いていきたい。ゆりなの迷惑じゃなければ…」

てっきりお店に入るのを躊躇していると思って気を遣ったが、どうやらその気遣いは不要だったみたいだ。

「二人が嫌じゃないなら、一緒に入ろっか」

二人の手を引き、婦人服のお店の中へと足を踏み入れた。するとイケメンを二人も連れていたせいか、周りの視線が一気に集中した。
私はその場にいたたまれなくなったが、二人は慣れているのか全く気にしている素振りを見せなかった。
さすが注目されることに慣れている人達は違うな…と、その堂々とした態度に感心した。私はそんな二人を見習って、周りの目を気にしないことにした。

目の前には大好きなブランドのお洋服がたくさん並んでいる。地元にはないお店なので、この空間に私の心は完全に浮かれている。
気になる洋服を手に取り、鏡の前で身体に当ててみる。どの服も可愛くて迷ってしまう。

多めにお金を持ってきたので買えるが、あまり無駄遣いはできない。ママとパパから頼まれたお買い物があるし、これから大好きなアイドルグループのカムバも控えているので、できるだけお金を残しておきたい。
自分の中で葛藤しながらも厳選し、どうしても欲しい二着だけ購入した。

お洋服を買えて満足していたのはいいが、すっかり二人の存在を忘れていた。服を選ぶのに夢中で…。

「ごめん。夢中になりすぎて、二人の存在を忘れてた」

入店する前は遠慮していたのに、いざ大好きなお洋服を目の前にした瞬間、完全にお洋服に心を奪われていた。
二人には申し訳ないことをしたな…なんて思っていたが、彼らは嫌な顔を一つもしなかった。

「大丈夫。好きなものに熱中しているゆりなが見れて、俺は嬉しかったよ」

さすが一誠…。百点満点な回答だ。

「俺も服が好きだから、女性服を見ることができて新鮮で楽しかった」

オシャレが好きな悟らしい回答だ。様々な服を見られるのが楽しいという気持ちはよく分かる。

「それならよかった。次はメンズとレディースの服があるお店に行こう」
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