イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「悟、本音をぶつけてくれてありがとう。悟の本音が聞けて嬉しかったよ」

「ゆりなにとってはそれだけかもしれないけど、俺にとってはそれだけじゃないから」

「それだけじゃないって…?」

「そのままの意味だよ。今は分からなくてもいいから、後で分かってくれればそれでいい」

どうして悟が後に拘るのか、この時の私は知る由もなかった。

「悟がそう言うのであれば、今は分からないままにしておくね。だから後でちゃんと教えてね」

「もちろん。今日はそのつもりで来てるから。待ってるだけの余裕はもうない」

どうして悟が焦っているのか分からないが、悟に余裕がないことだけは分かった。

「でもまずは遊園地デートを楽しんでほしい。今はそれだけしか求めてない」

私に気を遣ってそう言ってくれたのであろう。私が遊園地で楽しめるように…。
せっかく悟が遊園地デートに誘ってくれた。私は悟の気持ちを大事にしたいと思った。

「もちろん、そのつもりだよ。思いっきり楽しみたいもん」

「それならよかった。ゆりなに楽しんでもらえることが一番大事だから」

悟とこんなふうに話せただけでも、私は遊園地デートに来た意味がある。
ジェットコースターの長蛇の列のお陰で、悟とたくさん喋ることができて、私は嬉しかった。
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