イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「俺はゆりなが好きだ。子供の頃からずっと…。俺の彼女になってほしい」

告白されて初めて気づいた。悟がずっと後で…って匂わせていた意味が。
まさか悟が私のことを好きだったなんて思わなかった。最近、態度がずっと冷たかったから、嫌われているとばかり思っていた。
嫌われていないと知り、安心したが、告白されて動揺している。

「えっと…、その…、ごめん。何て返したらいいのか分からない……」

「いいよ。今すぐ答えを出さなくて。そんなにすぐに答えを求めてないし、まずは俺の気持ちを知ってほしかっただけだから。ゆっくり考えてから答えを出してほしい」

本当は今すぐ答えを聞きたいはずなのに、私のためを思って時間を作ってくれた。
今は悟の優しさに甘えることにした。そしてなるべく早く答えを出すためにも、ちゃんと自分の気持ちと向き合おうと思う。

「分かった。ちゃんとゆっくり考えるね」

「俺を選んでくれたら嬉しい。俺はゆりなと真剣にお付き合いしたいって思ってるから。それだけは分かってほしい」

告白してくれた時点で、ちゃんと真剣な想いは伝わっている。

「ちゃんと悟の想いは伝わってるよ。良い答えが出せるように、前向きに検討するね」

私がそう言うと、悟は分かりやすいぐらいに明るい表情になった。

「ゆりなに前向きに検討してもらえるだけでも嬉しい…」

いつもクールな悟が、こんなにも破顔して喜ぶなんて…。
そんな彼の意外なギャップに、私の心は突き動かされていたのであった。
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