イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「そうだけど…。何か用か?」

正直、土日両方バイトに出て、疲れているため、悟と話す余裕なんてない。できるだけ手短に済ませてほしい。

「俺、ゆりなに告白した」

悟の言葉を聞いて、俺の頭の中は真っ白になった。悟がゆりなに告白した…だと……?!
告白するなら、俺の方が先だと思っていた。勝手に悟は告白しないものだと決めつけていた。

「それマジで言ってるのか?俺をけしかけるためではなく…?」

「俺があんたをけしかけるためだけに、わざわざ会いに来ると思うのか?」

それは絶対に有り得ない。ということは告白したのは本当のことみたいだ。

「マジか…。悟が告白するなんて意外だった」

「俺はあんたがまだ告白していないことの方が意外だけどな。わざわざゆりなをドライブデートにまで誘っておいて」

悟の言う通りだ。そこまでしておいて、告白しない俺はヘタレすぎる…。

「言おうとしたけど、言えなかったんだよ。…それで、ゆりなの答えは?」

ゆりながもし、悟の告白を受け入れて、二人がお付き合いすることになったのだとしたら、俺は諦めるしかない。
こんな形で終わるのは虚しいが、人の恋人を誑かす趣味はない。潔く諦めるのが男だと思っている。
< 59 / 69 >

この作品をシェア

pagetop