イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「いつも先にドアを開けてくれてありがと…」

「ゆりなを車に乗せるんだから、当たり前だろう」

何が当たり前なのか分からないが、女性扱いしてもらえているという事実が嬉しかった。

「今日の目的地は前回と違って、引かれないか心配だな。でも誤解だけはしないでほしい」

誤解させるような場所で、且つ二人っきりになれる場所…。全く想像できなかった。
一誠が事前に念を押すということは、よっぽどの場所だということだけは分かった。

「とりあえず、一誠の気持ちは分かった。あとは目的地に着いてから考えることにするよ」

今の私にできる最大限の返事だった。もうなるようにしかならないと思うことにした。

「そう言ってくれてありがとう。それじゃ目的地に向かわせてもらうね」

一体、どんな所に連れて行かれるのだろう…という不安を抱きながらも、一誠とお出かけできること自体は嬉しかった。
ワクワクしながら目的地まで向かう。向かっている最中までは楽しかった。
でも目的地に着いた途端、一誠が放った言葉を思い出した。そういう意味だったのかと…。
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