イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「そうだったんだ。私はてっきり他に好きな人がいるのかと勘違いしてたよ」

「ゆりなならそう思うよな。ここまで匂わせておいて気づかないのなんて、ゆりなぐらいだぞ」

それは本当に申し訳ない。改めて自分が鈍感であることに気づかされた。
そういえば以前、ママが私のことを鈍感だと言っていたことを思い出した。
あれはママなりに二人の気持ちに気づいてほしいという合図だったのかもしれない。

「ずっと気づかないでごめん。お陰で私がかなり鈍感であることに気づかされたよ」

「いや、俺の方こそごめん。匂わせるなんてことしないで、正々堂々と告白していれば良かったと思う」

お互いに謝っても、もう過去は取り消せない。大事なのは今である。

「そんなことないよ。こうして告白してくれたじゃん」

「…そうだけど、もっとちゃんとした場所で告白したかった。ラブホなんてどうかしてる…」

確かにラブホテルで告白…なんて、前代未聞である。
でも同時に忘れられない、大切な思い出となった。

「一誠は後悔してるかもしれないけれど、私は嬉しかったから全然気にしてないよ。それに初めてラブホテルに来れたからね」

相手がいないと、ラブホテルに訪れる機会なんて早々ない。
未知なる体験を経験することができて、私は面白かったと思っている。
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