イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「リードしてもらえるのは嬉しいけど、私は一緒に初めてを経験できるのも嬉しいけどね…」

私がそう言うと、一誠の表情が和らいだ。

「確かにゆりなの言う通りだな。一緒に初めてをたくさん経験することができたら、俺も嬉しい」

何もかも背負う必要はない。私は一緒に背負っていきたいと思っている。
この時の私は一誠の言葉の本当の意味を分かっていなかった。まさか後にこの言葉の本当の意味を知ることになるなんて思いもしなかった。

「そろそろ注文しよっか。何食べようかな…」

私も注文することにした。どうやらカウンター席はテーブル席と違って、それぞれの席のタブレットで注文するみたいだ。

「迷っちゃうな…。どれも美味しそう……」

学校帰りの夕方なんて、一番お腹が空いている。

「いっぱい食べてもいいんだぞ。俺が払うからな」

先程、ラブホテルのお金も払ってもらったばかりなので、回転寿司もお金を払ってもらうのはさすがに気が引ける…。

「一誠、ここは自分の分は自分で払うよ。さっきも出してもらったし」

一誠がアルバイトをしているとはいえども、お互いにまだ学生だ。私よりお金を持っているのは確かだが、そうはいってもそんなに持っていないはず。

「ゆりなは優しいな。大学で彼女がいる友達の話とか聞くと、男に奢ってもらって当たり前…みたいな女の子が多いって聞くから、女の子は皆、奢ってもらいたいものだとばかり思っていたよ」
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