イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「こちらこそ。ちゃんとゆっくり考えて、答えを出すから、それまで待ってて…」

「うん。待ってる。もうずっとゆりなことが好きだから、今更簡単に諦められないし、待つことには慣れてますから」

これまでずっと待っていてくれた。そしてようやく一誠も勇気を出して、告白してくれた。
彼なら私の気持ちに答えが出るまで待っていてくれるという安心感がある。そう思ったら気持ちが楽になった。

「それじゃあんまり待たせないようにしないとね。一誠のためにも、悟のためにも」

「癪だが、あいつもゆりなに告白してるからな。これからもっとバチバチに火花を散らすことになると思う」

今思えば二人はずっとバチバチに戦っていた。そんなことも知らずに、私は二人に仲良くしてほしいと思っていたなんて、独りよがり過ぎて、無神経だったと思う。

「今更になって、二人がずっと仲が悪い理由が分かったよ」

「お互いにお互いのことが嫌いなわけじゃないんだ。恋敵だから、どうしても仲良くすることが難しいんだ」

もし、この恋の結末が下されたその時、二人は再びかつての仲に戻ることはできるのだろうか。
戻れるのであれば、戻ってほしい。時間がかかってもいいから、昔のような二人が見たいと私は思っている。

「いつか子供の頃みたいに仲良しに戻れるといいね」

「ゆりなの答え次第だけどな。俺がもし、ゆりなに振られたら、悟と仲良くできる自信…ないけどな」

一誠はそう言っているが、私は一誠なら大丈夫な気がした。
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