【激辛ヒューマンドラマ】ぼくだけの聖母(マム)
第11話
時は、午後1時過ぎであった。

またところ変わって、愛大病院の小児精神科医の診察室にて…

診察室にはじめあすな夫婦とことみとあさやとののかと小児精神科医の医師たち6人がいた。

ことみとあさやとののかの3人は、午前中に精神鑑定を受けた。

その結果、3人は京子からネグレクトを受けていたことが原因で精神的なシッカンがあった…と判断された。

このままでは危ない…

6人の医師は、はじめとあすなに対してことみとあさやとののかを病院へ入院させるようにとカンコクした。

はじめとあすなは、まずあさやとののかを香川県善通寺市《ぜんつうじ》にあるこども病院に緊急入院させることを決めた。

こども病院の中に学校があると聞いたので、あさやとののかは病院内にある学校に転校することが決まった。

問題は、ことみであった。

ことみの場合は、コーコーを休学するかやめるかのどちらかにしなければならない…

…複数の問題が山積していた。

ことみ本人は『コーコーイヤ!!どこかで静かに休みたい!!』と言ってたので、コーコーを休学する形を取ることにした。

休学したコーコーに復学する気はないので、新しく入り直すコーコーを見つけなければならない…

ことみは、一度帰宅することになった。

ことみの部屋は残っているが、久義一家たちと仲良くできるかどうか…の頭の痛い問題が山積みされていた。

おだやかに暮らして行くことができるかどうかは、ビミョーであった。

……………………………

時は、夕方4時40分頃であった。

またところ変わって、まつちかタウンの噴水広場にて…

グレーのTシャツと濃いネイビーのジーンズ姿の海空《みく》は、温大《はると》を待っていた。

この時であった。

海空《みく》のもとに温大《はると》がやって来た。

温大《はると》は、大きく手を振りながら海空《みく》を呼んだ。

「聖母《マム》〜」
「温大《はると》〜」
「お待たせ〜」

温大《はると》が海空《みく》のもとに到着した。

温大《はると》は、海空《みく》に対して『ビアホールへ行こうか。』と言うた。

このあと、海空《みく》と温大《はると》はいよてつ髙島屋に入った。

時は、夕方5時10分頃であった。

またところ変わって、いよてつ髙島屋のスカイドームの中にある大ホールにて…

スカイドームの大ホールでは、毎年恒例のビアホールが開催されていた。

海空《みく》と温大《はると》は、向かいあう形で座っていた。

テーブルの上には枝豆・冷ややっこ・からあげ・マカロニサラダ・エビチリと大ジョッキに入っているパーフェクトサントリービールが置かれていた。

海空《みく》は、ビールをひとくちのんだあと温大《はると》に声をかけた。

「ハラプレックスをやめたのね。」
「ああ…やめたよ。」
「なんでやめたのよ?」
「上司が『お前はクビになったから出ていけ』と言うたから…理由はそれだけだよ。」
「そう…」
「その前に会社側の都合が急に悪くなったのだよ。」
「会社側の都合が急に悪くなった…のね。」

温大《はると》は、ビールをひとくちのんだあと海空《みく》に声をかけた。

「オレが使っていたデスクは、明日から違う人間が使うことになった。」
「その人間は、どんなタイプの人なのよ。」
「課長の知人のせがれ…課長の知人のせがれは29だけど…今も大学生を続けている…3回生の時にシューカツせずにプラプラとしていた…またはシューカツはしていたけど途中でくじけた…のどちらかだよ。」
「会社は、なんでそんなポンコツを受け入れたのよ?」
「そのポンコツくんは、3回生の夏休みにインターンでハラプレックスに行く予定だった…ポンコツくんの親御《おや》がハラプレックスの人に頼んだ…ハラプレックスの人はポンコツくんの親御《おや》の頼みを受け入れた…でポンコツくんはハラプレックスでインターンを受ける…と言うことになっていたのだよ…ところが、ポンコツくんはインターンに行く数日前に親御《おや》に対して『単位落とした〜』と言うて休学すると電話で言うたのだよ。」
「それで、ポンコツくんはどうなったのよ?」
「自分を見つめ直す時間がほしい…と言うた。」
「そのポンコツくんはバカよ…大学を卒業したあとの進路を自分の意思で決めることができないからなおダメよ…『自分を見つめ直す』と言うのであれば、一度インターンを受けてからにしてよね!!…と言いたいわよ!!」

温大《はると》は、エビチリをモグモグと食べた〜ビールをのんだ。

このあと、二人は静かに飲食をした。

………………………………

時は、夜7時55分頃であった。

またところ変わって、くるりん(大観覧車)のゴンドラの中にて…

温大《はると》と海空《みく》は、向かいあう形で座っていた。

温大《はると》は海空《みく》に対して声をかけた。

「聖母《マム》。」
「なあに?」
「話のつづきがあるけど…話してもいい?」
「いいわよ…聞いてあげる。」
「課長がオレに対してクビと言うた…その後に課長は『つづきがあるのだよ〜』と言うた…これって、ムシが良すぎると思う。」
「温大《はると》の言うとおりよ…ムシが良すぎるわよ…クビだと言うたあと『つづきがあるのだよ』と言うのはおかしいわよ…課長《クソバカ》が言うた『つづきがあるのだよ〜』と言う言葉を信じない方がいいわよ!!」
「………………………。」

海空《みく》は、温大《はると》に対して声をかけた。

「うちの店(スタバ)で働いている(パートナーさんの)汐香《しお》ちゃんがそうだったわ…汐香《しお》ちゃんはケーオーアップ(日本食研のグループ内にある広告代理店)で働いていたのよ…上司からクビと言われた…理由は会社側の都合が急に悪くなったことよ…上司は『つづきがあるのだよ〜』と言うた…話しのつづきと言うのは、会社と取引している信用金庫《しんきん》の支店へ出向する…だった…カノジョは信用金庫《しんきん》へ出向したけど3日でやめたわ…同時に、ケーオーアップもやめたのよ。」
「その後、スタバに来たのですね。」
「そうよ。」
「カノジョは、出向先の信用金庫《しんきん》でなにがあったのですか?」
「くわしいことは聞いてないけど…セクハラの被害を受けたと思う…支店長が激オンナずきであった…支店長が女子職員に手を出していた…と言った話しは聞いたけど…」
「そうでしたか…」
「もうすぐ乗り場に着くわよ。」

このあと、二人が乗っているゴンドラが乗り場へ向かって下りた。

…………………………

時は、深夜11時半頃であった。

またところ変わって、いよてつ福音寺駅から歩いて100歩先にあるラブホテルの部屋にて…

部屋にうすぐらい灯りが灯っていた。

温大《はると》は全裸…

海空《みく》は、赤色のじゅばん姿…

…でベットに寝転んでいた。

全裸の温大《はると》は、激しくコーフンしていた。

温大《はると》は、赤色のじゅばん姿の海空《みく》にすがりついたあと愛を求めた。

赤色のじゅばん姿の海空《みく》は、両目を閉じて口を大きくあけた状態で叫び声をあげていた。

閉じている両目から大量の涙があふれていた。

「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア…聖母《マム》、聖母《マム》、聖母《マム》…」
「ああ、ああ、ああ、ああ、ああ…温大《はると》…温大《はると》すきよ…温大《はると》すきよ…ああ…」
「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア…聖母《マム》…聖母《マム》!!」

温大《はると》は、両手を使って海空《みく》が着ていた赤色のじゅばんのVの字の部分をこじ開けた。

その後、赤色のじゅばんを強引に脱がした。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

海空《みく》は、よりし烈な声をあげながら泣き叫んだ。

このあと、温大《はると》と海空《みく》は激しい声をあげながら愛を求めあった。

………………………………
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