【激辛ヒューマンドラマ】ぼくだけの聖母(マム)
第8話
時は、夕方5時半頃であった。

またところ変わって、松山市古川北のはなみずき通りにあるスタバのロッカールームにて…

1日のお仕事を終えた海空《みく》は、制服を脱いだあと通勤時に着ていた衣服に着替えようとしていた。

制服の下には白のシルクのスリップを着ていた。

海空《みく》は、衣服に着替える前に花王ビオレのデオドラントシートを使って脇の部分をふき取っていた。

この時であった。

海空《みく》と同じく夕方5時アップの女性パートナーさんがロッカールームにやって来た。

女性パートナーさんは、海空《みく》に対して声をかけた。

「お疲れさまです。」
「お疲れさま。」

ものすごくつかれた表情を浮かべている海空《みく》は、大きくため息をついた。

女性パートナーさんは、海空に対して声をかけた。

「海空《みく》さん。」
「何よ。」
「どうかなさいましたか?」
「ここのところ、体調がすぐれないのよ。」
「体調が…すぐれない…」
「うん。」

女性パートナーさんは、海空《みく》に対して声をかけた。

「海空《みく》さん。」
「何よ!?」
「ダンナさんは、まだ母島にいるのですか?」

海空《みく》は、ものすごく怒った声で言うた。

「ダンナのことは言わないでと言うたでしょ!!」
「すみませんでした。」

海空《みく》は、白色のスリップを脱いだ。

白色のスリップの中からGカップの極爆乳《おおきすぎるちぶさ》がブラジャーをつけていない状態であらわになった。

下着は、白のレギュラーショーツ1枚だけ着ていた。

海空《みく》は、シーブリーズ(爽快液)の容器から出した液体を身体に塗りながら女性パートナーさんに言うた。

「まあちゃん…アタシ…(市役所に)離婚届を出したのよ。」
「離婚届を出した!?」
「声がおおきすぎるわよ!!」
「すみませんでした〜」

海空《みく》は、水着に着替える時に使う隠しものを腰につけた。

その後、海空《みく》はショーツを脱いだ。

脱いだショーツは、洗濯物を入れるビニール袋に入れた。

その後、海空《みく》は赤紫色のレギュラーショーツをはいた。

つづいて、濃いネイビーのボブソンのジーンズを着た。

ジーンズを着たあと、隠しものを取った。

その間、海空《みく》は、女性パートナーさんにこう言うた。

「離婚届した理由は…『ダンナが大キライだから』…それだけよ。」
「離婚理由はダンナさんが大キライだから!?」
「声がおおきすぎるわよ!!」
「すみませんでした〜」

海空《みく》は、ロッカーの中から黄色のTシャツを取り出したあとそのまま着た。

その後、長い丈をリボン結びしてへそ出しにした。

海空《みく》は、着替えを終えたあとロッカーの中からバックを取り出した。

その後、ドアをしめた。

海空《みく》は、バックの中からコーセーヴィセのリップ(口紅)とチーク(ほお紅)を取り出した。

海空《みく》は、チークをつけながら女性パートナーさんに言うた。

「まあちゃん。」
「なんでしょうか?」
「まあちゃんは結婚したいの?したくないの?」
「どちらかと言えば…したいです。」
「あいまいな答え方をしないでよ!!」
「すみませんでした〜…アタシは…結婚したいです!!」
「まあちゃんの理想の結婚相手《おあいて》は!?」
「理想の結婚相手《おあいて》は…学歴は多少悪くてもかまいません…年収は2000万円以上…で…大手有名企業に勤務している…管理職の男性…が理想です。」

海空《みく》は、ものすごく怒った表情で女性パートナーさんに言うた。

「あんたは、年収2000万円以下の男性は対象外だと言うのね…あんたは、ヒラ(社員)の男性はなさけないと思っているのね!!」
「違います…違います!!」
「うるさいわね!!…中小企業《ちいさなかいしゃ》でがんばって働いている人たちの気持ちを逆なでにした言葉を言うたわね!!」
「違います!!」
「違わないわよ!!」
「違います違います!!」
「なにがどう違うのよ!?」
「アタシは、中小企業で働いている人を逆なでにする言葉は言ってません!!」
「いいわけがましい言葉を言わないでよ!!あんたがそのような条件を提示したのであれば、あんた自身も相手の身の丈にあう人間になりなさい!!」
「アタシは…専業主婦を望んでいるのです。」
「専業主婦を望んでいるって…あんたは共稼ぎの夫婦はイヤなのね!!」
「イヤとは言ってません!!」
「言ったわよ!!」
「共稼ぎ自体がイヤとは言ってません!!」
「それじゃあ、どうしたいのよ!?」
「アタシは、家の床の間に飾られたいのです!!」

海空《みく》は、ものすごく冷めた目つきで女性パートナーさんに言うた。

「あんたが望んでいる幸せは、その程度しかないのね!!」
「すみませんでした…アタシの姉が…先月リコンしました。」
「リコンした?」
「はい。」
「なんでリコンしたのよ!?」
「ダンナにだまされたのです!!」
「ダンナにだまされた!?」
「おねえとダンナは、マッチングアプリで知り合いました…ダンナは、マッチングアプリのプロフィールに『職業は総務省の正職員』と書いていました…『総務省の正職員』だから収入は安定していると聞いたので…」
「ソッケツしたのね…ところがあとになってだまされたのね。」
「おねえは、ダンナに対して『収入がどれくらいあるのか知りたいので給与明細を持って来て』と頼みました。」
「その時にあんたのおねえはだまされたのね。」
「あの時、ダンナの給与は手取りで11万8500円だったのです。」
「総務省の正職員もウソだったのね。」
「総務省に勤務していたのは本当です…しかし、元いた会社から出向で来ていたのです!!」
「だから大失敗したのね。」
「はい…おねえのダンナは、元いた会社をやめました…その後…」
「プータローになったのね。」
「はい。」
「その後、リコンしたのね。」
「まだ、離婚届は出していません…協議中です。」
「もう分かったわよ…それなら…結婚しない方がいいわよ。」
「アタシに結婚するなと言うのですか!?」

海空《みく》は、ものすごくつかれた表情で女性パートナーさんに言うた。

「アタシはいじわるで言うたのじゃないのよ!!」
「じゃあ、なんでアタシに結婚するなと言うたのですか!?」

女性パートナーさんがものすごくイラだった声で言うたので、海空《みく》はものすごく冷めた目つきで言うた。

「あんたは、婚姻届を出したあとのことを考えたことあるの!?」
「えっ?」
「婚姻届を出したあとのことを考えたことがあるのかと聞いてるのよ!!」
「婚姻届を出したあとのことってなんですか?」

女性パートナーさんがコンワクした表情で言うたので、海空《みく》は怒った声で言うた。

「あんたのおねえは、結婚を逃げのシュダンとして使ったのよ!!だから大失敗〜リコンした…にいたったのよ!!」
「逃げるために結婚したのじゃないのです!!」
「うるさいわね!!」

海空《みく》に怒鳴られた女性パートナーさんは、両目に涙を浮かべながら言うた。

「おねえは…父親から逃げたかった…父親から逃げる方法は…結婚するしかなかったのです!!」
「あんたの父親はどんな人よ!?」
「父親は…お酒を飲んで寝ることしか楽しみがない人でした。」
「あんたの父親は、お酒を飲んだらどうなるのよ!?」
「暴れまわるのです!!」
「暴れまわる!?」
「父親は…むしゃくしゃしていたらお酒を飲んで暴れまわっていました!!」
「要は、父親の暴力から逃れたいので結婚しようと決意したのね!!」
「他に解決できる方法がなかったのです!!…父親の暴力から逃れるために結婚したい…相手はだれでもよかった…だれでもいいから助けてほしい…」
「…と言うことでマッチングアプリを使ったのね。」
「はい。」
「もう分かったわよ…それよりも、あんたの父親はどうなったのよ!?」
「父親は…ケームショにいます。」
「ケームショにいる?」
「ぐでんぐでんに酔っぱらっていた時に…家の前で、通りかかった若者たちのグループと大乱闘を起こした…そのうち、頭に大ケガを負った男性がノウザショウを起こして死亡した…父親は殺人罪と殺人未遂罪で…(懲役)20年…を裁判所から言い渡されました。」
「分かったわよ。」
「両親は、強制的にリコンした…アタシは母親と姉と一緒に都落ちして…松山《ここ》に来ました。」

海空《みく》は、冷めた声で女性パートナーさんに言うた。

「もう分かったわよ…あんた…結婚しない方がいいわよ…アタシも…サイコンする気はないわよ!!…もちろん、ダンナとやりなおす気もない!!…アタシ帰るわ!!」

このあと、海空《みく》はバックを持ってロッカールームから出た。

……………………………

時は、夕方6時50分頃であった。

またところ変わって、いよてつ松山市駅の地下街(まつちかタウン)にある噴水広場にて…

温大《はると》は、海空《みく》が来るのを待っていた。

海空《みく》との待ち合わせ時刻は、夜7時であった。

夜7時に5分前であった。

黄色のTシャツと濃いネイビーのジーンズ姿の海空《みく》が温大《はると》のもとにやって来た。

「温大《はると》〜」
「聖母《マム》、聖母《マム》〜」
「お待たせ〜」
「ごはんを食べに行こうか。」
「うん。」

このあと、温大《はると》と海空《みく》は手をつないだ。

二人は、噴水広場から出たあといよてつ髙島屋に入った。

……………………………
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