凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
気持ちが安らいで、張っていた気も緩んで……





「だから、莉帆ちゃん。……って、あれ?」





(スゥ……スゥ……)





「まじか。ここで寝るのは予想外すぎる。……ふはっ、でも莉帆ちゃんらし」





優しく誰かが頭を撫でている。

この手を私はもう知っている。








「疲れすぎでしょ。まぁ、いっか」

「眠り姫様。たくさん寝て、起きたら笑って、幸せに過ごして下さいね。それしか俺は願ってないから」







甘すぎる王子様の溺愛に、お姫様は気づいているのでしょうか?

でも、きっと勇気はもらえているはず。

きっとこれで向き合う準備も、戦う準備も、出来たはずだから。
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