凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
頬に手を当てれば、熱いほどに火照(ほて)っている。

深呼吸をして火照りを冷ましながら、思考を整えていく。

パーティー、それに凪渡くんのお父さんとの対面。

凪渡くんのお父さんに言いたいこと、それはもう決まっていた。

あとは覚悟を決めるだけ。




「うん、もう大丈夫」




まるで自分に言い聞かせるような言葉。

でも、もう進むしかないことは分かっていた。
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