凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
「じゃあ、もう直球に聞くけど、私と凪渡くんが幼い頃に会ったことがあるのは本当なの?」

「うん、そうだよ。数回だけだけど」

「じゃあ、私が幼い頃に『愛があれば何でも出来る』って言ったのは?」

「それも本当」





「じゃあ……凪渡くんの家の家政婦さんのご飯は美味しいの?」




「え?」





こういう時も素直に言えない自分が嫌になる。

「莉帆ちゃん、もしかしてあの日の提案乗ってくれるの? 一緒にここでこれから夕飯食べてくれるってやつ」

「それは……」

正直、夕ご飯代が浮くのはありがたい。

それに家政婦さんが作ったものならば、栄養バランスもある程度保証されているだろう。

毎日眠たい私からすれば、夕ご飯代が浮けば少しだけバイトを減らせるなら、その分睡眠時間が増えるんじゃないかと思ってしまった。

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